昨日購入した『GEROLITE』だが、地学事典とネットで情報を探してみたものの、該当する鉱物は見当たらず。
仕方がないので2chで情報提供を呼びかけていたのだが、実にあっさりと正体が判明した。 この『GEROLITE』、実は綴りが間違っていて、正しくは『GYROLITE』。 ジャイロライトあるいはガイロライトと読むらしい。 語源はギリシャ語の「丸い」を表す言葉であるとのこと。 EがYに置き換わっているだけなので、店の人が書き取る時に間違ったのだろう。 明日、会場に行った時に伝えておこう。 地学事典によれば沸石や魚眼石などと共に産するとある。 言われてみればインドのブースに置いてあるオーケン石の標本に、たまにくっついているのを見掛けた記憶がある。 いままで葡萄石かと思っていたのだが、どうやら違ったようだ。 ちなみに「沸石の一種」とも聞いたのだが、これも間違い。 沸石に似た結晶構造を取るらしい。 いずれにせよ、なかなか面白い標本ではあるので、それなりに気に入ってはいる。 ■
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by clhaclha
| 2006-12-17 02:22
| 石
昨日のブログで開場と同時に……、などと言っていたのだが、入り口に着いたのは結局、開場後しばらく経った10:20頃。
家を出たのは9時過ぎだったのだが、どうやら通勤ラッシュを過ぎると途端に急行が減るらしく、準急に乗って池袋まで40分近くかけて到着した。 そんなわけで、開場前の長蛇の列には被らなかったものの、それでも三十人くらいの行列ができている最後尾に並び、5分ほどで会場に侵入を果たす。 さすがに平日だけあって、混み具合はさほどでもない。 むしろ通路が広い分、新宿に比べてかなりゆったりとした雰囲気である。 ![]() さて、今日の狙いは十字石である。 しかも、ただの十字石でなく、アスタリスク(*)型の結晶(三連貫入というらしい)である。 昨年は入り口を入ってすぐ左のブースに、ロシアの業者が大量の十字石を持ち込んでいたのだが、見たところそれらしきブースはない。 隣にいたラリマー業者は、今年も同じ場所にいるのだが……。 取り敢えず、手近なブースから島毎に確認していく。 会場はL、C、Rと大きく三つのエリアに別れており、それぞれのエリア毎に幾つかのブースが固まって島をつくっている。 入り口がCエリアにあったので、まずはここから確認。 ざっと見回したところ、大量に十字石を置いたブースは見当たらず。 次にLエリアに移り、その次はRエリアに。 しかし、ざっと見回したところで昨年の様な大量の十字石を置いたブースは見当たらない。 今年は来ていないのだろうか、とちょっと焦りだす。 内心狼狽えながら会場案内図を見て、ロシアの業者をピックアップしていく。 全部で四件。 すべてCエリアに集中している。 しかしCエリアは最初に見て、大量に置いている業者がないことを確認済み。 やはり今年は来ていないのか、それとも規模縮小で隅の方に置かれているだけなのか……。 一ブース目、じっくり展示品を眺めるが、無し。 二ブース目、同じく無し。 三ブース目、じっくり眺めて隅の方で小皿に載せられた十字石を発見。 大小合わせて、数は二十ほど。 昨年とうって変わって、随分な扱いである……。 念のため最後のブースも確認するが、やはり無し。 戻って、小皿に載った十字石を物色する。 と言っても高々二十個程度、ものの数分ですべてを確認し終わる。 結果から言えば、三連貫入は無し。 更にその中で購入意欲が湧くほどしっかりとした標本は三つ。 ……そんなもの、一番大きなものを買うしかないじゃないか。 というわけで、購入。 ![]() 7200円の表示価格のものを、値切って6500円也。 写真上方が少々欠けているようだが、きれいに直交した標本である。 まあ、悪くはないか。 取り敢えずこれで、最低限の目的はクリアといったところ。 三連貫入が入手できなかったのは非常に惜しまれるが、無いものは仕方がない。 いつまでも意気消沈していても意味がないので、ここで気を取り直してじっくりと物色を再開する。 さて、十字石を探している時にちょっと気になっていた標本があったので、まずはそれを見に行く。 同じくCエリアにあるロシア人のブースで、ヘデンベルグ輝石含有の緑水晶や変わった形のカルサイトなどを並べている中に、握り拳より一回りほど小さい斧石を見掛けた。 斧石自体、あまり数が出回っていない鉱物で、マニアでなければ存在自体を知らないだろう。 この斧石、何に惹かれたかというと、その形状である。 一目見て、「まさにハンドアックス」と思えるような外見なのである。 ネットで見る写真は小振りな結晶の群晶で、その名前を聞いてイメージが湧くような標本は滅多にない。 しかしこれは違う。 一目でその名の由来が分かってしまいそうな標本である。 これは欲しい。 が、値段を見ると13000円。 う~む……。 ものは良いのだが、ちょっと高い。 値切って買うべきか、それとも今回は見送るか。 しばしブースの前で迷った挙げ句、取り敢えず他のブースも回ってから決めることにする。 会場を三分の一周位したところで、ラディアンスという業者のブースを発見し、顔見せがてら品定めをする。 この業者からは以前、中国産の蛍石を購入して以来、ブースを覗くと毎回声をかけてもらっている。 そんなこんなで今回もしばらく話をする。 おすすめは鶏冠石とのこと。 確か八月の有楽町で鶏冠石を探しているというようなことを言ったような記憶があるので、もしかするとそのことを覚えていて持ってきてくれたのかもしれない。 が、しかし。 ごく最近、光によって短期間で変質してしまうという性質を知り、鶏冠石は買わないと決めたばかり。 そのことを話すと、何となく曖昧な表情をしていたようにも感じられた。 ちょっと悪いことをしたかもしれない。 その他、気になったのは4センチ角くらいの錫石、8000円。 立派な結晶で母岩付き、結構自分好みではあるのだが、前述の斧石の前には少々ならず霞んでしまう。 結局何も買わずに、そのブースを後にする。 次に立ち寄ったのは、これまた八月の有楽町で話し込んだニルヴァーナストーンという業者のブース。 前回も持ってきていた珍品のカバンサイトはまだ幾つか残っているようだが、半分くらいは売れたとのこと。 ここは妙な標本を置いているので、個人的にはかなりお気に入り。 今回の掘り出し物は、と訊いたところ、差し出されたのは中沸石(?)。 ネームカードにあるオーケン石のような見た目の標本で、晶洞中に束になって密生しているものである。 なるほど、なかなか面白い標本ではある。 値段を訊いたところ、20000円とのこと。 ちょっと手が出ない、断念。 他にも形の良いカバンサイトやペンタゴナイトが揃っているが、軒並み20000円を超える。 そんな中にふと、妙な石を見付ける。 初めは葡萄石かと思って確認したら、葡萄石ではなく沸石の一種と説明される。 じっくり見ると、確かに葡萄石ではなく、結晶表面に沸石様の構造が見られる。 鉱物名を訊くと、本人も良く知らないらしく、誰かから聞いてつくったらしいネームプレートを見せ てくれた。 「GEROLITE」と書いてある。 まったく聞いたことのない名前である。 値段は3500円。 うむ、怪しい。 怪しいので即購入。 ![]() そんなこんなで会場をじっくり見て回り、気がつくと3時間ほどが経っている。 その後、特に気になる標本は発見できず、再度、斧石が置いてあるブースへと戻る。 件の斧石はまだ売れ残っている。 しばらく値切ろうかどうしようかと迷っていたところで、滞留していた客が丁度捌けて、店主が一息吐く。 どうせならダメ元で値切ってみるか、と声をかける。 目標額は11000円、限度額11500円で購入だ。 「これ、安くなりませんか?」 「This is an xinite」 「No、あ~……Price less,Ok?」 しばらく思案する店主。 やがておもむろに電卓を打って、それを差し出す。 "11500" 「OK」 商談成立。 めでたく購入。 余談だが、支払いの際に細かい札がなかったので、20500円を差し出すと、細かいのは無いかと訊かれる。 無いと答えると、かなり嫌そうな顔をしてポーチの中の札束から千円札を九枚探し出し、差し出した。 どうやら細かい札が不足しているようである。 実は一瞬、もう1000円負けてくれるかな、などと思ったのだが、どうやら甘い考えだったようだ。 ![]() 更に余談。 中国人業者のブースで見掛けた、翡翠細工の船と馬。 特に船の方、すべて一個の塊から削り出しているらしく、鎖がすべて継ぎ目無く繋がっている。 この作り込みには脱帽。 ![]() ■
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by clhaclha
| 2006-12-16 02:03
| 石
「ようやく」という感じと、「早くも」という感じがない混ぜになったような気分ではあるが、明日から待望の池袋ショーである。
日程が許せば四日間、全日程制覇などと企んではいたものの、残念ながら18日の月曜日は仕事が入って休暇を取れず。 それに伴って、土曜日に私事をこなさなければならなくなり、参加できるのはどうやら初日と三日目の日曜の二日になりそうである。 明日は開場と同時に入りたいと思っているものの、睡眠も十分に取りたいので少々寝ていくか、迷うところ。 会場を回っている途中でへばっても面白くないので、やはり寝ていくべきなのか。 しかし、欲しいものは即購入したいというのもある。 なにせ一年間探し続けたものがあるかもしれないのだ! まあ、ないかもしれないけど……。 ともあれ、カメラは充電中で、軍資金も手元に揃えた(といっても、そんなに使うつもりはない)。 明日はとにかく目的の石を購入して、じっくりとブースを見て回る予定。 「これは!」と思うものがあれば購入するが、基本的に購入は日曜に値切りながら、と考えているので、明日は会場の写真が多めになる。 気になるものがあれば撮ってきてアップするが、特別展は日曜に撮ろうかと思っている。 レポートは明日の日が変わる頃にアップ予定。 何か撮影を希望するものがあれば、可能な限り撮ってくるので、コメント欄に要望を投げておいてください。 ■
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by clhaclha
| 2006-12-14 23:39
| 石
水野良著、角川スニーカー文庫刊。
今更説明の必要もないと思うが、シリーズ開始は昭和六十三年に刊行された『ロードス島戦記 灰色の魔女』からで、その後『ロードス島伝説』シリーズ、『新ロードス島戦記』シリーズと続いてきた、ライトノベルの最初期の名作である。 最終巻の後書きにもあるが、シリーズ第一作の「灰色の魔女」が世に出てから、かれこれ二十年にもなる。 そういわれてみれば確かにその通りで、友人に薦められて本屋で探していたのが中学一年の時だったからなるほど、二十年ほど前の話である。 思い返せば、この作品からライトノベルを読み始めたのだ。 冒頭にも書いたように、ロードス島シリーズというのは『いわゆるライトノベル』というジャンルを確立させた作品の一つである。 当時はまだライトノベルという言葉はなく、それぞれの作品がファンタジーであり、SFであった時代だ。 現代ではライトノベルといえば一大勢力となっているが、当時と今とではその内容は大きく乖離している。 これは個人的な見解だが、私は早期のライトノベルを『本来的ライトノベル』、現代のライトノベルを『現代的ライトノベル』と呼んで区別している。 両者の違いを簡単にいうと、前者がストーリー重視で、創り上げた世界の中でキャラクターを動かすものであるのに対して、後者はキャラクター重視で、キャラクターに付随して世界を作り出す、といったところだろうか。 尤も、前者がキャラクターをおざなりにしているとか、ステレオタイプのキャラクターしかいないのかというと、そんなことは決してない。 ロードス島シリーズのキャラクターは十分に個性的だし、更にいえば『スレイヤーズ』シリーズや『魔術士オーフェンはぐれ旅』シリーズなどは、むしろ強烈な個性を持ったキャラクターが多く登場する。 逆に後者についてはどうなのかというと、実は『現代的ライトノベル』についてはあまり数を読んでいないので、はっきりとしたことは言えない。 ただ、『涼宮ハルヒ』シリーズの成功などを見るに、決して世界設定がおざなりにされているわけではないのだろうと思う。 世界観がおざなりであれば、いくら何でもここまでは成功すまい、というのがその根拠ではあるが、何にせよ想像の域は出ない。 いずれ『涼宮ハルヒ』シリーズは読まねばなるまい。 ともあれ、こういったキャラクターから世界が出来上がる形式のものが『現代的ライトノベル』で、キャラクターを最前面に持ってきた結果、『萌え』という価値観が出来上がったのである。 ちなみに『本来的ライトノベル』作品であっても、「萌えに走っているではないか」という意見もあるかもしれないが、そういう印象を植え付けたのはアニメ作品であって、原作の小説では根本が「世界か、キャラクターか」という違いははっきりしている。 ただし、スレイヤーズ短編集などは構成から明らかに『現代的ライトノベル』と言えるから、古くからある作品がすべて『本来的ライトノベル』であるというわけではない。 さて、話を戻そう。 この『本来的ライトノベル』の大作であるロードス島シリーズが遂に完結である。 これよりも後発のスレイヤーズやオーフェンシリーズが既に何年も前に完結していることから考えても、随分と息の長い作品だったといえる。 もっとも、スレイヤーズ15巻、オーフェン20巻と比較して、ロードス島シリーズは本編だけでも20巻であるから、単純に前二者に比して長大であった、というわけでもなさそうではある。 まあ、その辺りは個々人の執筆ペースの問題であるから、どうこう言っても仕方のないことである。 いずれにせよ、ライトノベル界を代表する作品がまた一つ、完結した。 最後になったが、作者の水野良氏には「お疲れさまでした」の言葉を贈ると共に、次回作に期待したい。 ■
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by clhaclha
| 2006-12-10 23:26
| 読書感想・書評
矢野龍王著、講談社NOVELS刊
施設と呼ばれる建物の中に閉じこめられた主人公達が、制限時間内に最上階の25階まで進まなければならないデスゲームに参加させられる。 各階には二つの箱が置かれてあり、どちらか一つでも開ければ上階への扉が開かれるのだが、箱の中には爆弾が仕込まれていることも……。 最初は六人で始まったこのゲームだが、階が進むにつれ一人、二人と脱落していく……、といった設定。 バトルロワイヤルを彷彿とさせる設定ではあるが、ミステリー調である(というかミステリーと銘打ってあるのだが)要素から、むしろクリムゾンの迷宮に雰囲気は近い。 いずれにせよ、殺し合いゲームの小説である。 さて、文体に関してだが、この手のジャンルの例に漏れず、かなりシンプルな文章で書かれている。 余計な修辞や描写をなくして、主人公の視点から見た状況と感情を直接的に表している。 文章力云々という問題もあるが、この分野ではこういった文体の方が得てして成功するものだ。 やはりスピード感と臨場感を出すには、少々拙いくらいの文章の方が良いらしい。 バトルロワイヤルを読んだ時にも感じたことである。 殺し合いゲームを題材にして文章がしっかり書けているのは、前述のクリムゾンの迷宮を書いた貴志祐介氏である。 ただ、貴志祐介氏の場合はスピード感・臨場感ではなく、状況分析からホラーの演出に持ち込むため、前二者とは根本的にスタイルが異なる。 まあ、シンプルであるが故にどんどんとページをめくれるのも事実で、読者を引き込む力はなかなかに大したものだと思った。 勢いで読める作品である。 さて、ここで作中で疑問に思った点を挙げたいが、未読の人にもネタバレにならないようにしているので読んでも問題はない。 尤も意味不明だろうけれど。 取り敢えず最大の疑問は、ストローの持ち主がオリジナルだとすると、表紙イラストを見る限り、入り込むことは無理なように思う。 そもそも、動機が本人の言っている事では弱いというか、動機として成り立つのかどうか、疑問である。 2ちゃんねる他、色々なサイトを回って解説を読んでみたのだが、上述の通りで間違いなさそうではあるのだが……。 こういった点と、一部(というか大半)の人物描写や張るだけ張った伏線の回収し忘れ(?)などをみるに、まだまだ設定や構成に難があることは否定しようがない。 この点、バトルロワイヤルはハシリであったにも関わらず、言いたいことは言い切っていたし、伏線も結構巧く使っていたように記憶している。 まあ取り敢えず、この辺りを改善していけばずっと良い作品となるのは間違いないだろう。 殺し合いという題材はともかくとして、ネットでの評価が否定から肯定まで幅広く別れている一因はまさにこれなのだ。 次回作を読むかどうかは分からないが、この点が改善されれば自ずと評価は上がるだろう。 ……と、うだうだ書いてみたが、取り敢えず読んで損はない作品。 殺し合いにアレルギーのない人は是非、ご一読を。 ■
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by clhaclha
| 2006-12-04 23:59
| 読書感想・書評
さて、いよいよカウントダウンと言って差し支えない日になってきた。
今月15~18日の四日間が会期である。 池袋ショーは今回から通し券になるとのことなので、できれば全日参加したいのだが、最終日はまだ休暇が取れていない。 仕事で会議が入らなければ取れる予定ではあるのだが。 何も予定が入らないことを願いたいものだ。 さて、例によって今回の標的。 ①昨年から狙い続けている十字石 ②箒状あるいは棒状の輝安鉱 ③見栄えの良いアクアマリン ④母岩付きのハーキマー水晶 取り敢えずはこんなところか。 ①についてはもはや説明の必要もないだろう。 この一年、ずっと欲しいと言い続けてきたものである。 ②は欲しいと思いつつも、購入の決心がつかなかったもの。 安く買えるなら、是非とも欲しいものではあるのだが。 ③は九月の新宿で一つ購入したものの、納得がいかなかったのでもっと良い標本が欲しいと思っているもの。 これについては取り敢えずモノはあるので、余程安くて良いものでもないと買わない。 ④これも前々から欲しいと思っていたのだが、なかなか買う決断ができずにいるもの。 傷一つ無い両錘で、母岩の黒とのコントラストが引き立っているものを探している。 まあ、何度かはお目に掛かっているので、それほどレアではないのだろう。 尤も、そういったものは二万は越えるのだが。 こうやってみると、随分と優柔不断ぶりが伺える。 あまりよろしくないですな、この傾向は。 しかも時々、どうでも良いようなモノを買っているのだから、困ったものである。 まあしかし、ショーでは衝動買いをしてしまうのも醍醐味の一つ。 八月の有楽町では、とある石屋の主人に「買うものを決めて来ちゃダメだよ」と言われたが、確かにそういう側面も否定はできない。 まあ十字石はどうしても欲しいので別として、今回は気の向くままに買ってみるのも面白いかも知れない。 予算枠は変えられないけれど……。 ■
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by clhaclha
| 2006-12-02 23:53
| 石
久々に正月に帰省すべく、夜行バスのチケットを購入した。
実に二年ぶりの正月帰省である。 バスが新宿発着で、西口のバスセンターでチケットを扱っているため、先日の月曜に新宿までチケット購入のために足を伸ばした。 が、チケット発売は一ヶ月前からといわれ、止むなく断念。 元旦のパスで帰省するため、本日がチケット販売スタートとなる。 なんでこんなにチケット購入を急いでいるかというと、それは二年前の話である。 その時も年末に帰省しようと、十二月の頭にチケットを購入した。 しかしその時、既に定期便は満席で、購入できたのは増発便の観光バスのもの。 夜行バスを使ったことのある人なら分かると思うが、シートはリクライニングで三列になっており、長時間の乗車でも極力疲労を軽減する工夫がなされている。 ところが、これが普通の観光バスとなると、話が違ってくる。 シートは固定の四列配置だから、腰が痛いし窮屈だし、おまけに下を向いて寝ることになるので酔ってきて気持ち悪くなる。 最悪のバス旅行なのだ。 そんなわけで今日の昼休みに、会社の一階にある旅行代理店へ急行。 扱っているかどうか不安だったものの、結果は無事購入。 これで一安心だ。 ちなみに座席はC7だったので、販売開始初日の昼から既に半分、座席が埋まっていることになる。 明日だと増発便の可能性が高いので、やはり急いで正解だったようだ。 それにしても不便なものだな、この一ヶ月前受付けというものは。 尤も前倒しにしていったところで結果は同じだろうから、一ヶ月というのは妥当と言えば妥当なのか。 考えても詮無いことなのでやめる。 さて、そういうわけで来月は久々に実家に帰省である。 五日までいる予定なので、地元の石屋に顔を出そうかと思っている。 池袋ショーの直後なので標本の購入は無いと思うが、ホランダイトを飾る台座が欲しいので、適当なものがあれば買って帰りたい。 あとは池袋ショーの話かな。 ある程度、深く石の話ができる相手は貴重だから、久々に話し込んでくるか。 今から楽しみである。 ■
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by clhaclha
| 2006-12-01 23:44
| 日記・雑感
九月の新宿で購入した緑色束沸石だが、染料のような有機溶剤系の臭いがきついということで、二ヶ月弱の間、風呂で毎日水洗いを続けてきた。
で、その結果。 ![]() ピンぼけとなって巧く写真が撮れなかったのだが、購入直後に撮ったものと比較してみると、汚れが落ちた以外、大した変化は見られない。 こちら参照。 どうやら染めではないと判断しても良さそうだが、未だに臭いが残っているのは気に掛かる。 表面の光沢がどうにも不自然なので、保護剤ということも考えられるが、はたしてここまで長期間、臭いが残るものなのかどうか。 学生時代に薄片制作に使っていた標本用合成封入剤は、乾燥後は無臭となっていた事を考えると、全く別のものなのかもしれない。 母岩が多孔質だから、もしかするとオイルのようなものを染み込ませているのだろうかと勘繰ってみるものの、正確なところは全く不明。 まあ、これ以上考えても答えは出そうにないので、この石のことはこれで終了。 それにしてもこの石、臭いが強くて家においておきたくはない。 捨てるのも何なので、会社にでも持っていって飾っておくかな。 ■
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by clhaclha
| 2006-11-26 18:56
| 石
機本伸司著、ハルキ文庫。第三回小松左京賞受賞作。
まず結論から言うと、久々に熱中して読めた作品。 小松左京賞受賞作品という事からも分かるように、いわゆるSFである。「いわゆる」としたのは、一般的にイメージされるSFとは随分と毛色が違っており、基本的なストーリーコンセプトとしてはSFであるが、その実体は学園青春モノといった方が近い。 SFとしてのテーマは「宇宙は作れるか」。しかし作品のテーマは「自分探しの思索」とでもいったところか。今時の十代が悩んでいるような「自分とは何か」という問いに「宇宙とは何か」という物理学の方面からアプローチをかけていく。 「宇宙とは何か」というテーマを前面に押し出せば、どうしても難解な作品にならざるを得ないと思われるが、この作品は学園モノの部分を前面に押し出しているために、それほど難解なものにはなっていない。学園モノとしてややコミカルに仕上がっている部分も大きいだろうし、主人公が優柔不断ではっきりしないヤツで、ありがちな片思いに悩んでいるという何だか共感できる部分も多い。加えて何故か田植えや稲刈りなど、関連性が皆無としか思えないような小道具も巧く組み込まれていて、物理の難しさをストレートに受け止めさせないような配慮がなされている。構成の巧さなのだろう。 ただ、物理学の部分をしっかりと考えてみると、実は結構難しいことを言っていたりする。宇宙についての考察をしているのだから、当たり前といえば当たり前なのだろうけれど、そういった部分をおざなりにしないで、しっかりと現実の理論を踏襲して、その上で架空の理論を展開しているのだ。架空部分には読んで考えてみてもピンとこない説明もあるにはあった。それでもあまりに荒唐無稽というものではなく、そういうこともあるかもしれない、と思わせる内容なのである。 小松左京賞の選考においては、絶賛に近い選評を得ている。SFという側面からのみの評価だと作品のインパクトというか、ネタのまとめ方には少々不満は残りそうだとも思うが、そんな多少の消化不良を補ってなお余りある仕上がだ。やはりキャラクターがしっかり動いてストーリーを引っ張っていっている、その部分が大きいのだろう。 ちなみに書評を書いてみようかとも思ったが、巻末の解説に受賞時の選評が載っていて、それがすごく分かりやすく且つ書きたいことを簡潔に書いていたのでやっぱり書かないことに。取り敢えず、この作品はイチ押しなので興味のある方は是非ご一読を。 ■
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by clhaclha
| 2006-11-19 23:19
| 読書感想・書評
どうやら毎年恒例らしい、ジュンク堂のくじの季節がやってきた。
今回のくじは紙の栞に数字が打ってあって、この番号で抽選という形式らしい。 前回はトランプくじだったので、見た目が随分違っていて最初は何かと思ってしまった。 さて、今回もらったくじはこれ。 ![]() 一等が電子辞書ということなので、何枚か集めておきたかったのだが、残念ながら今回は買うものが無くてこの一枚のみ。 前回のトランプくじの時は、地学事典を購入したということもあり、三十枚少々あったのだが。 ちなみに前回のくじは全滅。 確率的に決して高くはない(一割弱程度)ものの、三十枚もあれば……、と思っていたが甘かった。 運の悪さは筋金入りである。 それはともかく、抽選発表は11月10日。 まあ、一等は無理でもQuoカード1,000名、バッグとブックカバーが各10,000名、更にしおり型トランプセット(多分夏の余り)にいたっては30,000名ということもあり、希望は無いわけではない。 むしろ今まで運が悪かった分、この辺で一等とか当たってしまうのではなかろうか、などと明るい未来の妄想がどんどんと膨らむ。 そんなことを思っていると、何だか本当に当たりそうな気になってしまうから、なんとも単純なものである。 というわけでいざ、ジュンク堂 秋の読書くじ当選発表サイトへ! 1、カラー電子辞書 下4桁 7435 2、オリジナルQuoカード千円分 下3桁 210 3、オリジナルバッグ 下2桁 95 4、オリジナルブックカバー 下2桁 58 5、しおり型トランプセット 下2桁 13 下2桁 37 下2桁 70 ハズレ。 まあ、現実なんてこんなもの。 妄想は飽くまでも妄想。 さて、厄年としか思えない今年も、あと一月半で終わる。 これから年末に向けてイベントが目白押しではあるが、年末ジャンボだけは買いませんよ。 絶対当たる気しないから。 ■
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by clhaclha
| 2006-11-12 23:49
| 日記・雑感
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