さて、二回目。
今日は人がはけてくる夕方を狙ってみることにする。 ショー自体は三日目ということもあり、また期間中最後の休日でもあるので、随分と品数は減っていた。 昨日書いたブドウ石が売れていて、ちょっと残念。 7000円ならば買っていたのだが……。 まあ、売れたものは仕方がない。 気を取り直して会場を歩き回る。 昨日、散々に歩き回ったはずなのに、見落としていた良い石を多く見付ける。 人が多すぎてじっくりと見られなかったブースもあったので、そういったところで色々と新発見があった。 まあ、在庫品を補充したというのもあるのかもしれないが。 そんなこんなで、昨日からちょっと目をつけていた会場の一番奥にあるアメリカの業者のブースへ向かう。 ここには半額セールのコーナーがあって、おそらく前回のショーから売れ残っているものを在庫処分品として置いているのだろう。 売れ残りということは有り体に言って、微妙なものである。 半額になってもどうしようかと迷ってしまうくらいのものが並んでいるのだが、そこでしばし眺めているうちに、業者の人が新しいプレートを持ってやってきて、『このコーナーのみ半額』というプレートを取り去って代わりに新しいプレートを置いていくではないか。 まさに衝撃の瞬間。 早速買いましたよ、三つも。 どうしようかと悩んでいる石がすべて半額になったら、それはもう即購入。 悩む余地無し。 ありがとうアメリカ。 で、戦利品。 右上が灰鉄ざくろ石、1750円。 右下が黄鉄鉱、1875円。 左下が紫水晶(カクタスアメジスト)、3750円。 そして左上がありがとうアメリカ。 ほくほくになって更に徘徊することしばし。 狙っていたブドウ石が売られていたインドのブースへ。 おそらくここは、あまり安くはしないだろうな、と思いつつも売れ残りをチェック。 気になるものはいくつかあるものの、強烈に惹かれるものはない。 たまたま気になって玉髄の標本を手に取っていると、店の人に話しかけられる。 英語ばかりだったので全部は理解できなかったが、どうやら玉髄の周りに束沸石の結晶が付いていて素晴らしい標本だろう、という様なことを言っているらしい。 適当に相槌を返して値段を尋ねると、2900円という答えが返ってくる。 こちらの判断よりもやや高め。 2500円ではどうかと訊くと、 「No,no,this is only one!」 とのこと。 まあ、あまり欲しいものでもなかったので「Sorry」と言って立ち去ろうとすると、引き留められる。 「Ok,2500yen」 というわけで、交渉成立。 黒っぽい玉髄に細かい束沸石の結晶がびっしりと付いていて、なかなか渋い魅力がある。 根本部分に小さなクラックがあって、この部分がちょっとネック。 それでも損はしていないかな、と思うが、どうだろう。 その後も会場をうろうろとして、ヒスイ業者に1000円でヒスイの掴み取りをさせられたのはご愛敬。 というか、3㎝くらいのものを30個近くも持って帰るハメに……。 取り敢えず棚の奥にでもしまっておこう。 それから最終日に向けて目を付けたもの。 ドイツ人業者のブースにあったマンガン鉱。 石筍様で真っ黒な標本なのだが、ひょっとすると熱水鉱床のチムニーなのだろうか。 洞窟で採ったと言っていたから、隆起して陸に上がったものなのかもしれない。 ただ、値段がこちらの判断よりもかなり高いので、最終日にどこまで安くなるか、購入はそれ次第だ。 おまけ。 日本の業者のブースで目を引いたもの。 ブラックライトのショーケースを制作・販売している北辰光器製作所という業者。 ケースの中に蛍光する鉱物を入れて、ブラックライトを定期的にオン・オフするディスプレイ。 なかなか子供の興味を引きそうな、良い展示である。 かくいう自分も、見ていてなかなか面白かった。
by clhaclha
| 2006-06-05 00:30
| 石
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