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「彼女との正しい遊び方」

テレビ朝日系で今春から始まるドラマのタイトル。
普段、ドラマなど観ないし、そもそもNHK対策のためにテレビをアンテナにつなげていないので観ようにも観られないのだが、これについてはあらすじをエンターテイメントニュースで目にして、「うまいな」と思ったので記憶に残ったもの。
主人公は幼馴染みの高校生男女で、小学生のときに約束した「二人きりの時は姫と家来になり、誰かに知られるまでその関係を続けるゲーム」を始めるのだが、これを高校生になっても続けているという設定。
どうやらストーリー自体はごく普通の恋愛もののようだが、子供の遊びとしての「姫と家来」には、ノスタルジックな感傷に彷彿とさせられた。
まあ、実際にこういった経験をしたわけではないのだが、「二人きりのとき」という点が、子供らしさをよく顕しているように思う。

同作はテレビ朝日主催の新人シナリオ大賞を昨年度受賞した作品。
最近、新人賞受賞者の作品がメディア、ジャンルを問わず多く見られるが、個性的なアイデアが光っているものが多く、中にははっとさせられるようなものもある。
非常に勉強になるし、そういう着眼点もあるのかと改めてものの見方を考えさせられ、いい刺激になっている。
その反面、一発屋で終わっている人が多いのも事実。
大半はそれっきりで消えていくか、「どこかで見たような作品」を書くようになるか……。
一度輝いたのは自分の個性なのだから、その個性を磨いていって、次なる作品に生かしてもらいたい。
一つの方向を極めていった人が、近年のヒット作を生み出しているのは間違いないだろう。
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by clhaclha | 2007-02-19 20:24 | 日記・雑感

『オイディプス症候群』読了

笠井潔著、光文社カッパ・ノベルス刊。
2003年度このミス10位作品。
まず言いたいことは、長すぎ。
新書サイズで厚さが四センチくらいあって、ページ数が七〇〇を越える。
昨年の十二月半ばから読み始めて、読み終わったのが今年の二月初旬。
まあ、長いのは別に良いのだが、これを一冊で出す必要があるのかどうか、甚だ疑問である。
京極夏彦氏のヒット以来、こういったむやみに分厚い本が多く出回るようになったのは、正直な話、何とかしてもらいたいという気持ちである。
普段の読書場所が電車内なので、立って読む時は非常に読みづらい。
まあ、内容に関係ない愚痴はこの程度にして、そろそろ書評に。

読んで初めて知ったのだが、連作ミステリーの最新作である。
当初、知らずに読んでいて、随分と具体的な伏線が多いなと思ったのだが、途中で連作であることに気付いた。
まあ、一話完結型の作品なので、これだけ読んでも内容が分からないということはない。
さて、この作品の特徴を一言で言い表せば、「哲学ミステリー」とでもなるのだろうか。
主人公が哲学者で、周辺の登場人物も哲学者や哲学の知識を持った人物で構成されている。
会話や謎解きも半分ほどは哲学的な内容で行われ、知識がなくても分からないことはないが、無論あった方が楽しめるはずである。
かくいう私自身もそれほど哲学に詳しくはないので、内容の完全把握はできなかったものの、ストーリーはなかなか楽しめた。
ただ、哲学、民俗学、歴史学系の会話や説明が非常に長いので、そういったものを受け付けない人には読めない作品。
作品としての出来はかなりのものだと思うので、このミス10位止まりという原因は、この辺りにありそうだ。
ちなみに主人公が論理学的な推論で事件の謎を解いていくのだが、他人の推理を物証に乏しい推論と否定しておきながら、自分の言っていることも同じくらい物証に乏しいのではないかと思ってしまった箇所があり、この辺りをもう少しわかりやすくすれば、またちょっと違った評価になっていたかもしれない。

とりあえず、興味がある人は読んで損のない作品である。
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by clhaclha | 2007-02-12 21:53 | 読書感想・書評

花粉症

暖冬のせいか、二週間ほど前からくしゃみが出始めた。
通常ならば二月の終わりか三月の初め頃に発症するのだが、今年は既に発症している模様。
速報によれば今年の花粉量は少ないということになっている。
もっとも、少ない花粉量でも長期にわたってさらされ続ければ、その分症状はひどくなるのだから、今年の花粉症が軽くて治まるかどうかは分からない。

さて、同じく暖冬のせいで、今年はスキー場が雪不足で悩んでいる。
自身はここ数年、スキーに行ってないので雪不足であっても特に困りはしないのだが、友人知人にはスキーヤー、ボーダーが多いので、他人事の範囲内で心配をしてしまう。
まあ、寒さが厳しくないというのは暖房費が掛からなくて良いので、そういった観点からはむしろ喜ばしいことかと。
ただ、異常気象という見方をすれば、手放しに喜んではいられない状況だ。
統計的にもここ数十年の平均気温の上昇は明らかであるという結果が出ているらしい。
一時的な気候の変動ではなく、地球温暖化が明らかに進行しているということだ。

先日のニュースで知ったのだが、アメリカの某研究者が温暖化防止対策として、「巨大な鏡を宇宙に並べて日照量を1%カットしてやれば、産業革命以降、排出された二酸化炭素による気温の上昇分を相殺できる」といった旨の提案をしたらしい。
ものすごくアメリカ的な発想だという印象を受けたのだが、日照量減少による影響が予測できない上に、そもそも対症療法で温暖化対策を講じても、根本的な解決にならない以上、問題の先送りでしかないのは明らかだ。
アメリカは経済成長優先を掲げているため温暖化防止に関する京都議定書に批准しておらず、この問題に関しては独自路線の対応を進めるのだが、こういったものは症状の軽いうちに根治しておかなければ、後々の対策で現在の経済成長阻害以上の損害を被る可能性も決して低くはないと思うのだが。
まあ、素人意見なのでこれ以上突っ込んだことは言えず。

とりあえず、当面の問題は温暖化よりも花粉症の対策だ。
対症療法すら有効策が無い状況は何とかならないものか。
根治療法の早期開発を望むばかりである。
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by clhaclha | 2007-02-03 01:19 | 日記・雑感