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緑色束沸石その後-2

九月の新宿で購入した緑色束沸石だが、染料のような有機溶剤系の臭いがきついということで、二ヶ月弱の間、風呂で毎日水洗いを続けてきた。
で、その結果。
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ピンぼけとなって巧く写真が撮れなかったのだが、購入直後に撮ったものと比較してみると、汚れが落ちた以外、大した変化は見られない。
こちら参照。
どうやら染めではないと判断しても良さそうだが、未だに臭いが残っているのは気に掛かる。
表面の光沢がどうにも不自然なので、保護剤ということも考えられるが、はたしてここまで長期間、臭いが残るものなのかどうか。
学生時代に薄片制作に使っていた標本用合成封入剤は、乾燥後は無臭となっていた事を考えると、全く別のものなのかもしれない。
母岩が多孔質だから、もしかするとオイルのようなものを染み込ませているのだろうかと勘繰ってみるものの、正確なところは全く不明。
まあ、これ以上考えても答えは出そうにないので、この石のことはこれで終了。

それにしてもこの石、臭いが強くて家においておきたくはない。
捨てるのも何なので、会社にでも持っていって飾っておくかな。
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by clhaclha | 2006-11-26 18:56 |

神様のパズル

 機本伸司著、ハルキ文庫。第三回小松左京賞受賞作。
 まず結論から言うと、久々に熱中して読めた作品。
 小松左京賞受賞作品という事からも分かるように、いわゆるSFである。「いわゆる」としたのは、一般的にイメージされるSFとは随分と毛色が違っており、基本的なストーリーコンセプトとしてはSFであるが、その実体は学園青春モノといった方が近い。
 SFとしてのテーマは「宇宙は作れるか」。しかし作品のテーマは「自分探しの思索」とでもいったところか。今時の十代が悩んでいるような「自分とは何か」という問いに「宇宙とは何か」という物理学の方面からアプローチをかけていく。
「宇宙とは何か」というテーマを前面に押し出せば、どうしても難解な作品にならざるを得ないと思われるが、この作品は学園モノの部分を前面に押し出しているために、それほど難解なものにはなっていない。学園モノとしてややコミカルに仕上がっている部分も大きいだろうし、主人公が優柔不断ではっきりしないヤツで、ありがちな片思いに悩んでいるという何だか共感できる部分も多い。加えて何故か田植えや稲刈りなど、関連性が皆無としか思えないような小道具も巧く組み込まれていて、物理の難しさをストレートに受け止めさせないような配慮がなされている。構成の巧さなのだろう。
 ただ、物理学の部分をしっかりと考えてみると、実は結構難しいことを言っていたりする。宇宙についての考察をしているのだから、当たり前といえば当たり前なのだろうけれど、そういった部分をおざなりにしないで、しっかりと現実の理論を踏襲して、その上で架空の理論を展開しているのだ。架空部分には読んで考えてみてもピンとこない説明もあるにはあった。それでもあまりに荒唐無稽というものではなく、そういうこともあるかもしれない、と思わせる内容なのである。
 小松左京賞の選考においては、絶賛に近い選評を得ている。SFという側面からのみの評価だと作品のインパクトというか、ネタのまとめ方には少々不満は残りそうだとも思うが、そんな多少の消化不良を補ってなお余りある仕上がだ。やはりキャラクターがしっかり動いてストーリーを引っ張っていっている、その部分が大きいのだろう。
 ちなみに書評を書いてみようかとも思ったが、巻末の解説に受賞時の選評が載っていて、それがすごく分かりやすく且つ書きたいことを簡潔に書いていたのでやっぱり書かないことに。取り敢えず、この作品はイチ押しなので興味のある方は是非ご一読を。
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by clhaclha | 2006-11-19 23:19 | 読書感想・書評

ジュンク堂 秋の読書くじ

どうやら毎年恒例らしい、ジュンク堂のくじの季節がやってきた。
今回のくじは紙の栞に数字が打ってあって、この番号で抽選という形式らしい。
前回はトランプくじだったので、見た目が随分違っていて最初は何かと思ってしまった。

さて、今回もらったくじはこれ。
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一等が電子辞書ということなので、何枚か集めておきたかったのだが、残念ながら今回は買うものが無くてこの一枚のみ。
前回のトランプくじの時は、地学事典を購入したということもあり、三十枚少々あったのだが。
ちなみに前回のくじは全滅。
確率的に決して高くはない(一割弱程度)ものの、三十枚もあれば……、と思っていたが甘かった。
運の悪さは筋金入りである。
それはともかく、抽選発表は11月10日。
まあ、一等は無理でもQuoカード1,000名、バッグとブックカバーが各10,000名、更にしおり型トランプセット(多分夏の余り)にいたっては30,000名ということもあり、希望は無いわけではない。
むしろ今まで運が悪かった分、この辺で一等とか当たってしまうのではなかろうか、などと明るい未来の妄想がどんどんと膨らむ。
そんなことを思っていると、何だか本当に当たりそうな気になってしまうから、なんとも単純なものである。

というわけでいざ、ジュンク堂 秋の読書くじ当選発表サイトへ!

1、カラー電子辞書            下4桁 7435
2、オリジナルQuoカード千円分     下3桁 210
3、オリジナルバッグ           下2桁 95
4、オリジナルブックカバー        下2桁 58
5、しおり型トランプセット        下2桁 13
                     下2桁 37
                     下2桁 70

ハズレ。
まあ、現実なんてこんなもの。
妄想は飽くまでも妄想。
さて、厄年としか思えない今年も、あと一月半で終わる。
これから年末に向けてイベントが目白押しではあるが、年末ジャンボだけは買いませんよ。
絶対当たる気しないから。
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by clhaclha | 2006-11-12 23:49 | 日記・雑感

ホランド鉱

今年六月の新宿ショーで怪しさに惹かれて購入したものの、名前が分からずにどうしようかと思っていた標本の正体が判明した。
新宿ショー三回目 ←こちら参照。
形はまさに鍾乳石といった感じなのだが、色と質感から明らかに石灰岩ではないと分かるもの。
売っているドイツ人に聞いたところでは、マンガンの鉱物で、モロッコ産とのことであったのだが。
この標本、鉱物名はホランダイト(hollandite)、通称ホランド鉱。
マンガンとバリウムの鉱物で、組成式はBaMn8O16
原産地はインドだが、市場に流通している標本はほとんどがモロッコ産である。
見た目が面白くて購入したもので、かなりのお気に入り。
ようやく正体が判明したので、「石の囁き大地の息吹き」にネタとして提供できるというもの。
というわけで、次回はホランダイトです。


話変わって、十二月の池袋ショーのこと。
ようやく日程が発表になった。
期間は十二月十五~十八日の四日間。
今年から入場料は通しで800円に。
これで毎日参加は確定だ。
目的は当然、十字石。
一年間探し続けた標本なので、少々無理をしてでも手に入れたい一品。
参加業者一覧ではロシアからの出展は四件。
この中に去年の業者が含まれているのを祈るばかりである。

というわけで、週明けにも早速、有休の申請をせねば。
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by clhaclha | 2006-11-04 00:54 |