カテゴリ:石( 34 )

『2006国際ミネラルアート&ジェム展』第一日

さて、待ちに待った初日である。

昼前に起き出して、部屋の掃除を少々してから出掛ける。
会場に着いたのが午後一時半頃。
金曜ということもあり、会場入り口の受付周辺には人もまばら。
休日ならば、受付周辺にも会場から出てきた参加者の姿が多く見られるのだが、今日は入場券を買う人と、トイレに行く人くらいしか見当たらない。
空いているのは良いことだと、ともかくチケット売り場でチケットを買う。
2ちゃんねるでは全日程共通チケットといっていたので、四日間の全日程制覇の予定である。
が、しかし。
なぜかチケットには『29』の文字が赤マジックで大書してあるではないか。
不安に思い訊ねてみると、
「本日のみの入場券になります」
予定を急遽変更。
今回は今日と日曜の二日だけの参加としよう。
いきなり出鼻をくじかれた気分で、幸先が悪い。
とはいっても一日600円(割引のはがきがあったので今日は500円)ならば、まあいいか、と気を取り直して、いざ入場。

入り口付近は六月のショーとあまり変わらない風景なのだが、やはり人が少ない。
通路も概ね、人が通れる隙間が空いている。
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明日、明後日には、おそらくこの三倍近くは人がいるはず。
それを考えると、随分と快適な状況である。

さて、ひとまず会場を回ることに。
今回の狙いは、
①美味しそうなブドウ石
②大型の十字石
③真紅の鶏冠石
④アクアマリン
この四つ。
一通り見て回ったところ、②と③は影も形もない。
④のアクアマリンは数はそれなりに揃っているのだが、質と価格で納得のいく標本は、残念ながら見つからず。
さて、①である。
ブドウ石を扱っているところがいくつかあって、そのうち一軒がそこそこのものを並べている。
外国人のブースだが、会場案内図によるとスリランカ人らしい。
いくつか手にとって眺めていたのだが、ふと、見たことのない鉱物が脇にあるのが目に入る。
店主に訊いてみると、グリーンクォーツとのこと。
直感的に人工物かと思ったのだが、店主曰く、
「無着色、無処理、天然物で、産地で採れたものそのまま」
値段を訊くと15000円だが、安くするとのこと。
しばらく考えた後、13500円で購入することに。
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更に会場内をうろつく。
しばらく歩いて目に留まったのが、インドの魚眼石屋。
八月の有楽町で買った魚眼石のような標本が、ちらほらと見られる。
値段を見ると概ね10000円を超えているので、7500円で買った我が家の標本は、わりと良い値で購入できたものらしい。
それはともかく、目を引かれたのはそういった高級な標本ではなく、ブースの前に箱積みにされた単価500円の標本である。
魚眼石や、それに付随して産出する束沸石などが、無造作に放り込まれている。
そういう光景はよく目にするのだが、ここの標本は状態が随分とよい。
叩き売りされている石というのは、当然ではあるが傷物であったり、形や見た目が悪かったりといったものがほとんどなのだが、目の前に並んでいるのは傷もほとんど無くて、モノ自体も決して悪くはなさそうである。
これが初日の品揃えなのか、と感動しつつ物色。
ピンクの束沸石と、カクタスクォーツのような魚眼石を一点ずつ購入。
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通常ならば、単価2000円くらいか。
なかなかの掘り出し物である。

さて、次に見付けたのが、これまた叩き売りの現場。
今度はどこのブースの管理者か分からないが、休憩場所の丸いベンチに標本が放り込まれた箱を並べて、一個1000円で売り出し中である。
セプタークォーツやアメジストなど、水晶系が目に付くが、黒くて円盤状の得体の知れない標本も転がっている。
モノも微妙なのが多いのだが、中には購入欲をそそられるものも幾つか。
結局選んだのは、細かな赤水晶の群晶が密生した標本。
随分と大きな標本で、幅が20㎝くらいもある。
普通に買うとすれば4000~5000円くらいか。
これまた良い買い物である。
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随分汚れて埃を被っているのが玉に瑕。
今晩、風呂で磨くことに。
裏面の母岩は少々風化の進んだ流紋岩質凝灰岩らしいのだが、強く擦らなければ摩耗はしないと思われる。
まあ、擦るのは表面の水晶だけなので、おそらく問題はないはずである。
風呂場で分解しないことを祈ろう……。

さて、本日の買い物は以上。
上記の他に、気になった出展を写真に撮ってきたのだが、こちらは明日にでも書くことにして、別の気になったことを少々。

最初に購入した緑水晶だが、標本を眺めていて気になったことがある。
写真の下側の面になるのだが、なにやら円柱状のものが付着していた形跡を発見する。
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何か別の鉱物か、あるいは母岩との接合部分かとも思ったのだが、よくよく見ると接合面が「ほぼ歪みのない円」であることに気付く。
つまり、「円柱状の何か」に付着して成長した結晶だということになる。
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自然界に円柱状の鉱物が無いとは言わないが、面があまりにも「真円」に近いため、とても「自然界で産出した」ものとは思えない。
もっと言えば、「人工物に付着して」成長したようにしか思えないのである。
さて、これを買う時には、先にも述べた通り、「天然水晶であること」「着色していないこと」「その他、処理をしていないこと」をはっきりと確認している。
また主人自ら、「産地で採れたものそのまま」であることを明言している。
まあ、これだけの証拠では「絶対に人工物である」とは断言できないものの、限りなく100%に近い可能性で「人工物である」と言えそうだ。
帰宅後、ネットで調べてみると、昨年辺りから天然物と偽った処理品が多く出回っていること、また、天然物も存在するがかなり希少であることが書かれている。
どうやらいかがわしいものを掴まされたようである。
業者がこのことを把握していたのかどうか、現段階では何とも言えないが、少なくともこちらは「天然未処理品」であることを確認して購入しているのであるから、人工物であった場合はクレームの対象となるはずである。

とりあえず、主催者側に申し入れを行って、調査をしてもらうことにしたい。
まずはメールでも書くか。
……あ~、ババ引いた。
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by clhaclha | 2006-09-30 02:26 |

『2006国際ミネラルアート&ジェム展』前日

遂に明日に迫った『2006国際ミネラルアート&ジェム展』。
開場前から並んで記念品を手にしようという人も多いようだが、個人的には特に欲しいとは思えないものなので、昼頃からまったりと参加予定。
カメラは充電しているので問題なし。
入場料割引のはがきもナップサックに入れて、さて、あとは明日を待つのみ。
レポートは日が変わる頃に上げる予定。
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by clhaclha | 2006-09-28 23:22 |

『2006国際ミネラルアート&ジェム展』まで一週間

「ようやく」というべきか、「早くも」というべきか、ともかくも2006年度の国際ミネラルアート&ジェム展まで、残すところあと一週間となった。
そんなわけで恒例の、狙っている石のまとめ。

①美味しそうなブドウ石
②大型の十字石
③真紅の鶏冠石
④アクアマリン

①、②、④についてはもう何回も言っているので、説明の必要はあるまい。
今回新登場なのが③の鶏冠石。
化学式はAsS、つまり硫化砒素。
名前の通り真っ赤な石で、ルビーやロードクロサイトのような透明性のある結晶の鉱物である。
何故いきなり鶏冠石なのかというと、以前2ちゃんねるで「購入する石は青や緑系統の寒色系の石が多い」というようなことが書かれていて、ふと気になって自分のコレクションを見てみるとまさしくその通りだったということから、少しは赤っぽいものも揃えようかと思ったからである。
まあそれならば、上述のルビーやロードクロサイト、あるいは有名どころでザクロ石などでも良いのだが、産状を考えた場合に鶏冠石が最も自分の趣味に合っているという結論と相成ったわけである。

そんなわけで、今回の狙いは上記の四つ。
最優先はやはりブドウ石で、六月の新宿ショーで見掛けた業者がいれば、おそらく売られているはず。
まあとにかく、有休も取って(資金以外)準備万端、来週が楽しみである。
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by clhaclha | 2006-09-22 23:27 |

石探横町

昨日のブログにも書いた通り、東武の展示会で随分とがっかりさせられたので、元々行く予定のなかった有楽町国際フォーラムで開催中の、『石探横町』に行ってきた。
MFAのホームページによると、石探横町のコンセプトが「よりカジュアルなものを……」ということなので、正直なところあまり期待はせずに、せいぜい原石もいくつか置いてあって、それなりに楽しめれば――程度に考えていたのだが。
結論から言えば、小規模ながらもバカにできない品揃えで、春にやったMFA展をそのまま縮小したような感じの展示会。
個々のブースは狭いものの、良質な標本がちらほらと並んでいた。

さて、東武では狙い云々という以前の問題だったのだが、こちらではそれなりに狙えそうな予感。

①十字石……影も形も無し。
②水晶……おそらく最も多く展示されていたのだが、ぐっと来るものがなく見送り。
③葡萄石……いくつかあったが、美味しそうにないので却下。
④アクアマリン……そこそこ数があったのだが、これもぐっと来るものがなく見送り。

というわけで、一通り見て回って物色することに。
まず最初に目を惹かれたのが、円盤形の黄鉄鉱。
値段が貼られておらず、いくらか訊ねてみると4000円とのこと。
直径は10㎝弱程度で、形はほぼ円形、一部欠けたような部分あり。
ちょっと高いかな、と感じる。
ちなみに店主の話では、粘板岩中のウニ化石が置換されたものらしいのだが、粘板岩と片麻岩が共存しているとかいうようなことも言っており、なにやら内容が少々とんちんかんであった。
粘板岩は泥岩が弱い変成作用を受けて瓦状に剥がれやすくなった岩石であり、片麻岩は強度に変成作用を受けて完全に再結晶した岩石であり、見た目もできる場所も全然違う。
断層などによって接している場合もあるが、話を聞いている限りではそんな風ではなくて、どうやら両者のことをよく分かっていないらしい。
少々不安になる。
更にチャロ石に見える標本に、スギライトの札が掛かっていたり。
まあ、こちらは直接訊ねていないので、真偽の程ははっきりしないが。

次に目に付いたのは、インド・プーナ産のペンタゴナイトとカバンサイト。
これは現地に住んでいる日本人の夫婦が、近くの鉱山から拾ってきた石を並べているのだが、これが結構、面白いものが揃っている。
上に挙げたペンタゴナイトとカバンサイト、そして魚眼石。
一番目を惹かれたのは、シート状のカルサイト(?)か何かが晶洞様の空間を作って、そこに5~8㎜程度のカバンサイトがポツポツとくっついている標本。
一目見て欲しいと思ったのだが、価格が30000~50000円。
ちょっと手が出ない。
カバンサイトと魚眼石はそれなりに目を惹く標本で、価格が5000~20000円。
交渉次第でなんとか、といったところか。
しばらく話をして、とりあえず他を見て回ることに。

最後に目が止まったのは、春に蛍石を買った業者のブースで、握り拳大の藍銅鉱。
しかし価格を聞いて即断念。
しばらく話をしつつ、並べられているものを物色する。
カルサイトに覆われた輝安鉱、フラワーアメジストがちょっと欲しいかな、と思う。
輝安鉱はいくらか忘れたが、フラワーアメジストの方は8000円とのこと。
悪くはない価格。
ちょっと思案するも、いまいちインパクトに欠けると思い、控える。
余談だが、この業者と話をしていて知ったのだが、中国の輝安鉱の採れる鉱山が閉鎖になったとのこと。
全部が全部、閉鎖されたわけではないのだろうが、産出量が減るのは確実だろうから、今後価格が上昇する可能性がある。
輝安鉱は以前から欲しいもののリストに含まれているものだから、次回九月の新宿で優先して購入すべきか。
もっとも、即座に価格に反映されるとも思えないが、やはり同じものを買うのであれば、少しでも安く買いたいものである。

で、結局。
何を買ったかというと、インド・プーナ産の魚眼石である。
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サイズは縦方向で15㎝程度の大型標本。
母岩は束弗石で、中央にある緑色のものが魚眼石。
GreenApophyllite(グリーンアポフィライト)といって、無色透明なものよりも希少価値。
店の前でかなり悩んで、長時間話し込んだ末に「安くしますよ」と言われて購入を決める。
10000円の値札が付いていたものを、7500円にまけてもらった。
ちなみにこの業者、全部の展示会を含めて今回が初めての出展らしく、これから色々なショーに参加していきたいとのこと。
次回は年末の池袋に参加するとのことなので、上述のカバンサイトが安くなっているようであれば狙いたい。

さて、次は九月の新宿である。
こちらの方は大規模なので、休みを取ってじっくりと回りたい。
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by clhaclha | 2006-08-05 23:20 |

池袋鉱物化石市場 in 東武 感想

会期初日である昨日、仕事帰りに立ち寄ってきた。
盆も近いこの時期に、六日もの長期に渡って池袋でやるのだから、それなりに大きな規模の展示会なのだろうと期待して行ってみたのだが。
さっくりと裏切られる。
とりあえず、出展者が少なすぎ。
おまけに石の種類も少なすぎ。
更に言うと、入門者というか初心者・一般者向け。
しかも展示品の半分くらいは加工品。
まあ、隣のブースのラジコン戦車は何とかした方が良いかと。
うるさくてじっくり見られませんよ、あれは。

というわけで、めぼしいものも見つからず、一つも買わずに会場をあとにした。
資金は九月の新宿ミネラルアート&ジェム展まで取っておくことに。
次は二回分ということで、ちょっと奮発して、良いものでも買おうかと画策している。

あ、そういえば石探横町が今週、有楽町であったはずなので見に行くのも一興か。
とにかく、あまりにも期待はずれだったので、色々と動き回りたくてしょうがない。
明日、昼間に行ってみることにする。
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by clhaclha | 2006-08-04 23:48 |

池袋鉱物化石市場 in 東武

8/3~8に、池袋の東武デパートであるらしいことを最近知った。
会期は六日もあるので、結構大規模なのかなと思うのだが、初めて知ったものなのでどの程度のものなのかはまったくもって未知。
とりあえず、五日の土曜日には顔を出してみようと思っている。

例によって、今回狙うもの一覧。
①三連貫入の十字石。同サイズの直交したものがあれば、ペアで購入したい。
②10㎝前後の水晶の標本。
③ブドウ石。できるだけ美味しそうで、母岩付きのもの。
④アクアマリン。これも母岩付き。

今回のイベントは、以前にも書いた通り予定外のものなので、あまり予算は付けられない。
せいぜいが二万といったところか。
ブドウ石やアクアマリンは、ちょっと良い標本だと軽く三万を超えてしまうので、今回の購入は難しいかもしれない。
まあ、他にも良いものがあればそれも考慮したいので、なるべく決めつけずに見て回ろうかな。
前回新宿ショーのマンガンは、なかなかの掘り出し物であった。
今回もまた、妙な標本を見付けたい。
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by clhaclha | 2006-07-21 00:18 |

トップ画変更

電脳奈落界の『石の囁き大地の息吹き』に新作をアップしたので、それに伴って画像変更をした。
前のオーケン石に比べると、何だか貧相な感じがするけど、愛着のある化石なのでアップ。
ちなみにビカリアという、1500万年くらい前のマングローブ林にいた巻き貝で、マニアにはそこそこ人気のある化石である。
自分で採ってきた物なので、値段は付いていないのだが、売れるとすれば4000円前後だろう。

次に書くのはラピスラズリの予定。
写真は今日、ビカリアを撮るついでに撮影しておいたので、既に編集して保管済み。
出来れば今月中に書き上げたいと思っているのだが、さて、どうなることやら。

しかし、そろそろ新しい石を補給したくなってきたところ。
来月に池袋の東武デパートで即売会があるらしいので、ちょっと覗いてみようかな、などと思っているところ。
ただ、これは年間購入計画に入ってないので、資金的にあまり無理はできない。
九月の新宿まで、できれば使わずにいたいのだが……。
まあ、良いものがあれば多分買ってしまうのだろう。
後で「損した」と思わない買い物を心掛けたいものである。
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by clhaclha | 2006-07-15 23:50 |

新宿ショー三回目

さて、最終日。

三日目にもなると、そろそろ疲れてくる。
展示品も大体分かってくるし、良いものは売れていってしまうので、見て歩く楽しみが減ってくる。
そして期待していた安売りもあまり見られず。
安くなれば買いたいと思っていたものも、特別な安売りはしていなかった模様。
やはり日曜の閉場間際が一番の買い時だったようだ。

そんなわけでターゲットは次の二点に絞る。
①モロッコ産マンガン
②美味しそうなブドウ石(産地問わず)

まず①だが、どう見ても熱水鉱床のものにしか見えないのだが、陸上の晶洞内で晶出したもので、生成過程で水は関わってないと業者は言い張る。
まあ、こちらもマンガン鉱床のことはそれほど知らないので、あまり専門的な反論も出来ず。
値段がそこそこなので、すぐに買う決心は付かずにしばらく他を見て回ることに。
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そして②。
今まであまり気にしてなかったのだが、きれいな結晶はまさにマスカットきびだんごといった感じで、見ていて面白い。
いくつか素晴らしい結晶は売られていたのだが、こちらの方は値段がバカにならない。
モノによっては五万を超えるので、やむなく諦める。

結局買ったのはこれ。
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値切らず6000円也。
どう見ても熱水噴出口に出来たマンガンノジュールなのだが……。
ちなみに表面は微細な水晶に覆われているとかで、艶消しになっている。
金属の固まりだけあって、見た目よりは重い。
見れば見るほど怪しい石だ。
後でこれについて詳しく調べてみたい。
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by clhaclha | 2006-06-06 20:54 |

新宿ショー二回目

さて、二回目。
今日は人がはけてくる夕方を狙ってみることにする。
ショー自体は三日目ということもあり、また期間中最後の休日でもあるので、随分と品数は減っていた。
昨日書いたブドウ石が売れていて、ちょっと残念。
7000円ならば買っていたのだが……。
まあ、売れたものは仕方がない。
気を取り直して会場を歩き回る。

昨日、散々に歩き回ったはずなのに、見落としていた良い石を多く見付ける。
人が多すぎてじっくりと見られなかったブースもあったので、そういったところで色々と新発見があった。
まあ、在庫品を補充したというのもあるのかもしれないが。
そんなこんなで、昨日からちょっと目をつけていた会場の一番奥にあるアメリカの業者のブースへ向かう。
ここには半額セールのコーナーがあって、おそらく前回のショーから売れ残っているものを在庫処分品として置いているのだろう。
売れ残りということは有り体に言って、微妙なものである。
半額になってもどうしようかと迷ってしまうくらいのものが並んでいるのだが、そこでしばし眺めているうちに、業者の人が新しいプレートを持ってやってきて、『このコーナーのみ半額』というプレートを取り去って代わりに新しいプレートを置いていくではないか。
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まさに衝撃の瞬間。
早速買いましたよ、三つも。
どうしようかと悩んでいる石がすべて半額になったら、それはもう即購入。
悩む余地無し。
ありがとうアメリカ。
で、戦利品。
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右上が灰鉄ざくろ石、1750円。
右下が黄鉄鉱、1875円。
左下が紫水晶(カクタスアメジスト)、3750円。
そして左上がありがとうアメリカ。

ほくほくになって更に徘徊することしばし。
狙っていたブドウ石が売られていたインドのブースへ。
おそらくここは、あまり安くはしないだろうな、と思いつつも売れ残りをチェック。
気になるものはいくつかあるものの、強烈に惹かれるものはない。
たまたま気になって玉髄の標本を手に取っていると、店の人に話しかけられる。
英語ばかりだったので全部は理解できなかったが、どうやら玉髄の周りに束沸石の結晶が付いていて素晴らしい標本だろう、という様なことを言っているらしい。
適当に相槌を返して値段を尋ねると、2900円という答えが返ってくる。
こちらの判断よりもやや高め。
2500円ではどうかと訊くと、
「No,no,this is only one!」
とのこと。
まあ、あまり欲しいものでもなかったので「Sorry」と言って立ち去ろうとすると、引き留められる。
「Ok,2500yen」
というわけで、交渉成立。
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黒っぽい玉髄に細かい束沸石の結晶がびっしりと付いていて、なかなか渋い魅力がある。
根本部分に小さなクラックがあって、この部分がちょっとネック。
それでも損はしていないかな、と思うが、どうだろう。

その後も会場をうろうろとして、ヒスイ業者に1000円でヒスイの掴み取りをさせられたのはご愛敬。
というか、3㎝くらいのものを30個近くも持って帰るハメに……。
取り敢えず棚の奥にでもしまっておこう。

それから最終日に向けて目を付けたもの。
ドイツ人業者のブースにあったマンガン鉱。
石筍様で真っ黒な標本なのだが、ひょっとすると熱水鉱床のチムニーなのだろうか。
洞窟で採ったと言っていたから、隆起して陸に上がったものなのかもしれない。
ただ、値段がこちらの判断よりもかなり高いので、最終日にどこまで安くなるか、購入はそれ次第だ。

おまけ。
日本の業者のブースで目を引いたもの。
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ブラックライトのショーケースを制作・販売している北辰光器製作所という業者。
ケースの中に蛍光する鉱物を入れて、ブラックライトを定期的にオン・オフするディスプレイ。
なかなか子供の興味を引きそうな、良い展示である。
かくいう自分も、見ていてなかなか面白かった。
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by clhaclha | 2006-06-05 00:30 |

新宿ショー一回目

待ちに待った新宿ショー。
昼頃に起き出して、会場に着いたのは午後二時頃。
昼前後がピークと聞いていたので、そろそろ空き始める頃かとちょっと期待しつつ行ってみた。
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人多すぎ。
まあ、2ちゃんねるにも散々「人大杉」とか書かれていたので、それなりには覚悟していたのだが。
ちなみに上の写真は会場を一周したあとに撮ったもの、下のものは午後六時頃に撮ったもので、入場直後はこれよりも更に混んでいた。
通路を進むのさえ難しいような状態である。

さて、そんな状態でも目当ての石を捜すために、人混みの中へといざ征かん。
まずは会場を一周。
目当ての十字石を大量に取り扱っているロシア人業者のブースが見当たらない。
会場案内図で確認したところ、ロシアの業者は二件あったのだが、どちらも十字石はあまり置いていない。
どうやら昨年の池袋で見た業者は来ていないようだ。
十字石購入は冬まで待たねばならないらしい。
無念なり……。

仕方がないので更に会場内を歩き回り、めぼしいものを物色する。
が、昨年の池袋のように、強烈に目を引くものがなかなか見当たらない。
目が肥えてきたせいなのか、あるいはマニアック度が低いのか。
まあ、どちらもあるのだろう。
それでも会場を二周、三周とするうちに、いくつか目をつけるものが出てくる。

①インドのブースのカバンサイトがちりばめられたキャビネットサイズの標本(母岩名は忘れた)
②別のインドのブースのブドウ石(去年、オーケン石を買ったところ)
③荻窪に店を出している業者のラリマー
④スペインだかイタリアだかの業者の孔雀石
⑤どこの国か忘れたが、大量に並べてあった母岩付きアクアマリン
⑥中国人のブースの輝安鉱
⑦これもどこの国の業者か忘れたが、5㎜サイズのバナジン鉛鉱の群晶

このうち、⑤⑥⑦はかなり高価なので断念。
①はサイズも大きく値段も一万円をきっていて、そこそこ買い得かなと思わせるのだが、見た目というかインパクトがイマイチ薄い。
カバンサイトが大きくなれば見た目もぐっと良くなるのだが、そうなると今度は値段が三万円を超えてくる。
というわけでこれも断念。
③のラリマーは随分と安価だったのだが、よくよく見るとモノが今一つ。
スライスされているものは結構良いものがあったのだが、出来れば塊状の一面磨きの標本が欲しかったので、これも断念。
残るは②と④。
②の方は靴の底のような形の母岩に4㎝くらいの団子のようなブドウ石が一つだけついた標本で、シンプルな見た目がなかなか良い。
しかし値段が9000円で、ちょっと高いかな、と感じてしまった。
妥当な価格は7000~7500円くらいで、お買い得価格は6500円以下と判断。
④は6㎝×4㎝くらいの板状の孔雀石で、研磨前の原石。
深緑で表面は猫目石のような、繊維鉱物の光沢がある。
価格は3000円と4200円で、これも一割程度高いかなと感じる。
ただ、標本としては悪くないので、②のブドウ石と見比べて迷った末、4200円のものを購入。
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派手さはないものの、落ち着いた魅力がある。
何だか最近、趣味が随分と渋くなったような気がする。

今日のところはこれを一つだけ買って終わり。
明日以降、割引をしてくれるようなら、断念したものも購入したいものである。
取り敢えず、明日の終わり際に期待かな。

余談。
帰り際に階上で開かれている特別展を覗く。
高価な鉱物標本と大型化石標本ということで、なかなか見栄えのするものがたくさん並んでいる。
その中で特に目を引かれたもの。
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展示場の真ん中辺りにもっさりと鎮座していた鎧竜の全身骨格化石。
恐竜展などで目にすれば特に目立つこともないのだが、この場所では何故か目を引かれた。
ちなみにこれが後ろから見たところ。
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何だか気に入ってしまった。
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by clhaclha | 2006-06-03 23:44 |