第21回東京国際ミネラルフェア 二日目

入梅しているにもかかわらず、二日続けての晴天。
雨が降らないことは良いのだが、おかげで会場内がサウナに。

さて、二日目である。
昨日の教訓を生かして、本日は早めに家を出る。
会場に着いたのは午前10時過ぎ。
人混みは、昨日の到着時よりもちょっと少ないかな、といった程度。
場内の様子は昨日で概ね把握してあるので、昨日チェックしたブースを一通り回ってみる。
目を付けていた物は、残っている物もあれば、売れて無くなっている物もあったり……。
いずれにしてもそれらは、最終日に安く手に入れようと考えている物ばかりなので、今日のところは確認するだけで購入はせず。
そんなわけで、しばらく場内をぐるぐる。

昨日は気付かなかったのだが、SB-1のブースにバージェスと澄江の化石を発見する。
澄江の化石は24番ブースにもあるのだが、こちらの方が保存状態が良い。
20万円くらいのハルキゲニアの化石に、ついつい目を奪われる。
手元に現金があれば、多分買っていただろう一品。
澄江でもバージェスでもどちらでも良いのだが、カンブリア紀初期の化石は、いずれ手に入れたいと思っているものの一つだ。
あの怪しいシルエットには、なんだか無性に惹かれてしまう。

出品のチェックはこれにて終了し、次に昨日、人垣ができていて中に入れなかったA-6ブースに向かう。
ここは以前、ホランダイトとバナジナイトを購入した、鐚一文まけないことで有名なドイツ人の店である。
まあ、自信を持って価格設定してるんだろうからそれはそれで良いんだけど、やはりこういう場では交渉も醍醐味の一つだと思うわけですよ。
それはともかく。
展示品は相変わらずの良品揃い。
色々目移りする中で、ふっと目に止まった物がこれ。
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方解石、黄鉄鉱、蛍石がごちゃごちゃと共生した一品。
上に生えている白いのは最初、霰石かとも思ったのだが、店主が方解石と断言するのでそうなのだろう。
幅がおよそ8㎝のサイズで、値段は4000円。
当然値切り無し。

そして最後は二階へ。
特別展に入る前に、大型標本展示室にざっと目を通す。
目に付いたものは二つ、レインボーガーネットと逸見石。
前者が10万円弱で、後者が18万円。
う~む、高い……。
が、レインボーガーネットなら無理すれば買えないこともない程度。
来年辺り、ボーナス貯めて買おうかな……。

さて、今年の特別展は「始祖鳥のふる里 ゾルンホーフェン産の化石」である。
ゾルンホーフェンには石版石石灰岩と呼ばれる、堆積面に沿って剥離しやすい泥質石灰岩があって、ここから始祖鳥の化石が出ている。
今展で展示されているのは、ゾルンホーフェンに特徴的なエビや魚、イカなどの化石だ。
まあ、こういった化石は決して少なくはない量が市場に出回っているので、今更珍しくも何ともないのだが、今回の展示内容には少々意表を突かれる物があった。
入口入ってすぐの所を暗室にしてあるのだが、ここに化石を並べてブラックライトで紫外線を照射してあるのだ。
実はこの化石、蛍光鉱物に置換されているらしく、ブラックライトで薄青く光る。
なるほど、ネタを明かせば確かに納得できるのだが……。
う~む、こんな事、考えたこともなかった……。
これを使えば、例えばモロッコ産三葉虫も真贋見極められたりするのだろうか?
化石の全部が全部、蛍光鉱物に置換されているわけでもないのだろうけれど、全体の結構な割合で光ったりもするのだろうか?
蛍光するしないに拘らず、化石表面の鉱物の結晶から化石の真贋を見極める研究というのも面白そうだ。
今度、母校の恩師に進言してみようかな。

久々に、目から鱗の展示を見た。
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by clhaclha | 2008-06-08 03:16 |
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